就活生に読んでほしい小説『何者』 就活のリアルがここに!!
こんにちは!
トラストです☆
現代の就活生のリアルな就活事情を描いた直木賞受賞作「何者」を紹介します。
佐藤健主演で有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之といった豪華な出演陣で映画化もされた作品です。
あらすじ
就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたからー。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて・・・・・・。直木賞受賞作。(文庫本のあらすじから引用)
作者
朝井リョウさんは2009年『桐島、部活やめるってよ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。
若者のリアルな状況と若者ならではの心理描写が共感を呼び、多くの若者達から支持されている。
私が『何者』をオススメしたい理由
現代の就活では、SNSやインターネットなどで情報収集をしなくては就活のスタートラインに立てないとまで言われている時代になりました。
そこまでネットが今よりも発達していなかった世代からすると、「情報収集できるものが多くあって恵まれている。」と言いますが、逆にいろんなものが多すぎて何を選択して何が正解なのかと悩んでしまう。
現代では、会社の名前を検索するだけでその会社のいい情報や、悪い情報をすぐに獲得することができる。その面からしたら就活生は助かっているところが多く便利である。
しかし、その便利さから就活をする中で、友人との関りに問題が生じてくる。
最初は、合同説明会に友人と行く人が多いだろう。しかし、だんだん就活していると一人で行動することのほうがほとんどだ。
それでも、SNSが流行している現代では友人と会っていなくてもTwitterなどで友人の就活状況を知ることができてしまう。
自分の就活状況をつぶやく人を、就活中は頻繁にTwitter上で見かけます。私はそれは悪いことではないと思っています。
しかしこの『何者』という作品ではTwitterのつぶやきから引き起こされる就活生のリアルな心理状況が描かれています。
私はこの作品を就活する前の学生に一度読んでほしいと思います。できれば小説を読んでから映画を見てほしいです。
そうすることで、自分をきちんと見つめなおす(自己分析)ことができます。就活は自分が何をしたいのか、何が幸せなのかと考えることが増えると思いますが、結果的に内定をもらっても会社で「何者」になるか分かりません。
色々な情報が飛び交う現代だからこそ「考えろ!思考を止めるな!」と若者の生きざまを見ることができる作品です!
ぜひ読んでみてください!